公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第3章 在宅における治療技術

この章では、呼吸器管理や経管栄養管理、膀胱・腎カテーテル管理など、在宅における治療技術を実技や映像を使いながら解説します。(   )内は、映像教材の講師名です。各節の小見出しは、映像教材の見出しです。各節をクリックすると、テキスト版のPDFと、映像教材を視聴できます。

1.抗菌薬の使い方

高齢者は、免疫力低下と共に、嚥下障害・排尿障害などを有することも多く、さまざまな感染症を引き起こす可能性があり、適切な診断と抗菌薬の選択をおこなうことが必要となります。この節は、映像教材を作成していません。解説は、ここから『在宅医療テキスト第3版』テキスト版をご参照ください。

2.気管切開の管理(武知 由佳子)

在宅医療において気管切開をされている患者を診ることは、決して少なくありません。そのため気管カニューレなどの管理についての基礎的な知識をここで学びます。

3.在宅人工呼吸療法(HMV)(武知 由佳子)

HMVは単なる病態管理や延命のためだけではなく、リハビリテーションや呼吸苦の改善を目的にした緩和ケアとしても活用します。この節では、在宅人工呼吸療法の基本的な知識や実際的な臨床知について講義します。

4.経管栄養(小野沢 滋)

在宅医療の現場では経管栄養により全身状態が改善できるケースもあります。この節では、経管栄養の種類を理解しながら、とりわけ胃ろうの導入と管理について学びます。

5.輸液管理(城谷 典保)

経口摂取がどうしても困難な場合などには、栄養管理としての輸液が必要になります。加えて輸液は体液管理や薬剤投与のための血管確保の重要な手段でもあります。この節では在宅の現場における輸液の管理について学びます。

6.膀胱・腎カテーテル管理(尾山 博則)

安易な尿道カテーテル留置は慎むべきですが、在宅医療の現場では尿道カテーテル留置を必要としている患者が多いのも事実です。この節では尿道カテーテルの標準的なケアについて理解し、個々の事情に応じた臨機応変な対応ができるよう学習します。

7.持続皮下注入法(茅根 義和)

特に内服が困難な重症患者の在宅ケアにおいて、確実な効果を生むことができる持続皮下注射は、在宅医にとって必要不可欠な手段です。ここでは持続皮下注射についての系統的な知識を、動画を交え学習します。

8.補完代替療法(CAM)(鶴岡 浩樹)

現代にはさまざまなCAMの情報があふれています。現代西洋医学以外の補完代替医療を多くの人々が実際に利用しています。ここではCAMについての知識を整理し、日本における位置づけなどの理解を深めます。

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