公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第3章 在宅における治療技術

8.補完代替療法(CAM)(鶴岡 浩樹)

現代にはさまざまなCAMの情報があふれています。現代西洋医学以外の補完代替医療を多くの人々が実際に利用しています。ここではCAMについての知識を整理し、日本における位置づけなどの理解を深めます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「8-1 補完代替療法(CAM)とは?」(3分13秒)では、幅広く一般に活用されているCAMについて整理し、どのようなものがあるかを概説します。
「8-2 世界の動向」(2分51秒)では、世界におけるCAMの潮流を解説し、米国の調査についても紹介します。
「8-3 日本の現状」(3分25秒)では、日本におけるCAMの利用状況についてまとめています。日本特有のCAMの活用を知ることで、患者が現代西洋医療以外にどのようなものを活用しているのかを理解します。
「8-4 CAMのエビデンス」(2分36秒)CAM関連で検証されているエビデンスについて紹介します。漢方、鍼灸、あんま・マッサージ・指圧などでもレポートされています。
「8-5 CAMのナラティブ」(1分38秒)なぜ患者はCAMを活用するのか。患者の価値観を理解することも重要です。
「8-6 現場でCAMとどう向き合うか(統合医療)」(2分51秒)では、CAMを患者が活用していることから引き出せる解釈モデルやナラティブという側面から考えてみます。安全性に考慮しつつ、まるごと受け入れることで患者への理解が深まり、現場対応に生かすことがあるはずです。

講師: 鶴岡 浩樹(日本社会事業大学大学院 福祉マネジメント研究科 教授)

8.補完代替療法(CAM) (1.78MB)

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