公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第1章 在宅医療総論

7.家族ケア(鶴岡 優子)

ここでは家族について考えます。介護者として、医療サポーターとして、代理人として、負担を感じていることからケアの対象となることも理解し、家族支援を意識して実践できるように学びます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「7-1 家族とは何か」(3分27秒)では、家族とは何なのか、ケアを軸として考えてみます。家族を多面的にとらえ家族への配慮を常に意識できるよう学びます。
「7-2 介護者としての家族」(3分45秒)では、介護者としての、排泄、清潔、食事など日常のサポートを学びます。その繰り返しの日常からくる負担感への理解を深め、肯定的に支援することを考えます。
「7-3 医療サポーターや代理人として」(4分54秒)では、家族の立場を再度捉え直します。非医療者である家族が医療サポーターとして生活し、代理人として意思決定に関わる立場であることを、医療者は認識した上で対応することが大切です。
「7-4 本来の家族として遺族として」(3分59秒)患者と家族は、それぞれの関係性の中で立場や役割があるものです。そこを捉えることで、その家族本来の力を引き出すことを考えます。そして家族の死に向き合う上で予想される遺族感情のプロセスを時系列で理解しておくことで、家族支援がスムーズにできるようにします。

講師: 鶴岡 優子(つるかめ診療所 所長)

7.家族ケア (1.49MB)

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