公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第4章 疾患の進行期の医学的管理

2.筋萎縮性側索硬化症(ALS)(荻野 美恵子)

ALSは人工呼吸器の選択により、生きるか逝くかを自ら選択しなければならない疾患です。患者や家族がよりよい生を全うできるように、その時々にあった病状説明と精神的ケア、そして先を予測しつつ段階にあった適切な対処療法について学びます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「2-1 ALSの概説」(2分58秒)では、まずALSに関して概説し、再度知識を整理します。患者ごとに初発症状や進行がちがうことなど理解します。
「2-2 在宅医の関わり方(2分14秒)では、ALSに特徴的な課題を再確認し、在宅医としての関わり方や直面する問題を理解します。
「2-3 リハビリテーション・唾液対策」(4分25秒)では、ALSの特徴を踏まえたリハビリテーションをTipsを交え講義します。球麻痺進行時の唾液・痰の対策についても学びます。カフアシストを導入している方の様子も映像としてご覧いただきながら、理解を深めます
「2-4 呼吸器管理」(3分51秒)では、NPPVや気管切開人工呼吸器管理の導入方法や管理について学びます。このセクションでは、NPPVを利用している患者のご自宅での様子を見ながら講義を進めます。
最後に「2-5 コミュニケーション・意思決定支援その他」(4分25秒)です。コミュニケーション障害に対する方策、コミュニケーションを取るための支援のほか、終末期における意思決定支援について考えます。

講師: 荻野 美恵子(北里大学医学部附属新世紀医療開発センター 横断的医療領域開発部門抱括ケア全人医療学 講師)

2.筋萎縮性側索硬化症(ALS) (1.32MB)

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