公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団

第2章 在宅医療の臨床課題 Ⅰ生活機能障害と在宅医療 Ⅱ在宅急性期の課題

1-6.認知症(平原 佐斗司)

高齢者の増加により、認知症患者が増える社会になっていきます。在宅医療の現場でも認知症患者を診察することは必須とも言えます。認知症を知ることで、家族をエンパワーメントしつつ、生活機能障害としての認知症を改善することを考えます。

それぞれのセクションの概要は、以下の通りです。
「6-1 認知症の旅を支える」(4分11秒)では、生活機能障害としての認知症を考えます。アルツハイマー型認知症の時系列での経過を理解し、患者や家族を支えるために活かします。
「6-2 合併症について」(3分46秒)では、認知症の予後について学びます。合併症発生の際、急性期に考慮すべきポイントを講義します。
「6-3 BPSDについて」(5分49秒)では、まずBPSDについて理解を深めます。患者の立場にたって、医療者として対応することを学びます。
BPSDの症状が激しい場合にDLBや前頭側頭型認知症を考えます。「6-4 DLBへの対応」(4分22秒)ではレビー小体型認知症(DLB)について診断のポイントを講義し、対処についても学びます。
「6-5 家族支援について」(2分32秒)では、認知症患者を支える家族について考えます。家族が抱える介護負担を理解し、家族への介入もおこないます。家族が認知症を理解することで、患者の状態が改善することも在宅医療の現場では経験することです。

講師: 平原 佐斗司(東京ふれあい医療生協 梶原診療所 在宅サポートセンター長)

1-6.認知症 (1.68MB)

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